部落問題に取り組む
キリスト教連帯会議
わたしたち「部キ連」は、1983年10月に「全日本にあるキリスト教団、教派が連帯して、部落差別を克服すること」(規約第2条)を目的として結成されました。福音理解の深みから部落差別問題に取り組み、克服していくために、現在12教団(教派)が連帯して活動しています。
1965年、国の諮問機関である同和対策審議会は、部落差別問題の解決は「国の責務、国民的課題」であるとし、以後、国は多くの地方自治体が行政施策を講じてきました。これにより被差別部落の住・生活環境の改善等、様々な成果を得ることが出来ました。しかし、差別意識はまだまだ無くならないで、陰湿な形で温存されており、それが時として表面化する事件が後を絶ちません。わたしたちはキリスト者として、社会の中であってはならない差別が現存することを恥ずかしく思うと共に、その解決を願うことは福音宣教の課題であると考えます。
わたしたちは、この時代におけるキリスト者としての使命の重さを感じています。そして、大変に重い責任であるだけに互いに連帯し助け合って、この使命を果たす努力をしたいと願っています。
具体的な活動については別に記しますが、研修会や情報交換、そして具体的実践に関わる中で、互いに啓発し励まし合っています。こうした活動を通して、通常は触れ合うことの少ない各教団(教派)の交わりが生まれ、日本における福音宣教の連帯を確認し合う機会にもなっています。
この主旨と活動にご理解くださいまして、ご参加くださいますようお願いいたします。
【加盟教団・教派】
在日大韓基督教会 日本ナザレン教団
日本基督教団 日本聖公会
日本カトリック司教協議会 日本キリスト教会
日本バプテスト同盟 日本バプテスト連盟
近畿福音ルーテル教会 日本福音ルーテル教会
日本自由メソヂスト教団
【協賛団体】
日本キリスト教協議会 日本キリスト教保育所同盟
2021年度議長教団:日本聖公会
議長:奥村貴充(日本聖公会田辺聖公会)
〒646-0027 和歌山県田辺市朝日ヶ丘 12-9
電話 0739-34-3006 携帯電話 090-7480-4053 FAX 0739-34-3007
「部キ連」略史
1983年 6月13日 結集集会
出席教団は次の8教団であった
日本イエス・キリスト教団、日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団
日本カトリック教会、日本基督教会、日本基督教団、日本聖公会
日本バプテスト同盟、日本バプテスト連盟
1983年10月 3日 結成総会
日本バプテスト連盟が議長教団となる
加盟教団は次の9教団であった
近畿福音ルーテル教会、日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団
日本カトリック教会、日本基督教会、日本基督教団、日本聖公会
日本自由メソヂスト教団、日本バプテスト同盟、日本バプテスト連盟
1986年 日本福音ルーテル教会加盟
1986年 関東「部キ連」結成
1987年 九州「部キ連」結成
1990年 中部「部キ連」結成
1991年 在日大韓基督教会加盟
1994年 日本聖公会が議長教団となる
1997年 日本ナザレン教団加盟
1999年 日本基督教団が議長教団となる